どうも、コロです。
先日コウノドリの30巻を購入して、何だかそうちゃんとのNICUのことを思い出してしまいました。
そういえばこのカテゴリーはあまり更新していなかったので
少し更新しようかな。
コウノドリ30巻を見て思ったこと。NICUについてと大切な言葉と、僕たちの決断。
内容についても書いてしまうことがあるかもしれませんので、見たくない方はこの記事からは戻ってくださいね。
そうちゃんについて
そうちゃんは出産時に新生児仮死で生まれてきました。
産声を聞くこともできず、そのままドクターカーで今の病院に運ばれていきました。
今の状況を言いますと、目や耳は聞こえず、自分で動くこともありません。
少しあった体動もほとんどなくなってしまいました。脳からなので、回復は期待できないという状況です。
さて、病院で初めて知ったNICUという存在。皆さんは知っていますか。
僕は知らなかった😅
先生の説明にもあまり悪く考えないようにしながら
日に日に検査が進み伝えられてくる辛い言葉・・・
呼吸ができない
目が見えない
耳が聞こえていない
回復は期待できない
うそだ
うそだ
と思いながらも目の前に突き付けられる現実。
いつ受け入れたのかは覚えていませんが、いや・・・今でも受け入れているのかは分かんないんですが
前に進もうと決めるのにはあまり時間はかかりませんでした。
家族面会について
そうちゃんがNICUに入院していた時も基本的には両親以外の面会はできませんでした。入口のインターフォンで来院を伝えて、ガウンや帽子、マスクを着用しての面会です。
4か月くらいNICUにいたんですが、2回ほど家族面会をさせていただきました。
僕たちそれぞれの両親に来てもらって、初めてそうちゃんに会ってもらった日。
今でも忘れられません。
合っているかは分からないんだけど、初めてそうちゃんが家族になったような日でした。とてもうれしかったのを覚えています。
別室で、一緒にお風呂に入れたり順番に抱っこしたりして、みんなの笑顔がわがことのように嬉しかった。気管切開を決断して、NICUをでて家に帰ろうって決断したのも、外の世界にそうちゃんを連れ出したかったから。皆に会ってほしかったから。
だから今でも家族面会をさせてもらったことは本当に感謝しています。
その時に看護師さんからいただいた言葉があります。
「あなたにしかできないこと」があります。
母にしかできないこと、父にしかできないこと、祖父母にしかできないこと、兄弟にしかできないこと。
そんなことがきっとあります。
看護については私たちはできるけれど、私たちにはできないことがたくさんあります。
皆さんにしかできないことを
その気持ちを
手のぬくもりを
そうちゃんに伝えてほしい
そして、そうちゃんの想いを
ぬくもりを
感じてあげてほしい。
この時は不安ばかりで、そうちゃんにつながれたモニターの数値やアラームの音にばかり気にしていました。
それも大事だけど、本当に大事なことはこの子の顔色だったり、ぬくもりだったり。
そして、ちょっと疲れていたんですよね。
家に帰るためとはわかっていたんですが、僕らからしたら少し厳しくしっかりと色々なことを教えられていました。時には叱責もされたように思います。
本当はもっといろいろと優しくされていたと思うんです。
きっとよくしていただいていたはずです。
今ならそう思えるんですけど、当時の私たちにはそんな余裕はなかったんです。
そんな中ふと言われた優しい言葉に、どうしようもなく心が熱くなってしまいました。
そしてその言葉を胸に今まで頑張ってこれたのだと思います。
~続く