「繋がり」
小さい時、音楽を聴くのはいつも車の中だった。
両親ともに車を乗っていたので、どちらに連れていってもらってもお供は音楽だった。
思えば、小さい子供には向いていない歌だったように思う。
それでもそれが楽しみで、どこか出かけるとなったときは楽しみで仕方がなかった。
今でもそんな歌は覚えている。
最近、娘が歌を口ずさんでいた。
歌詞はまだまだ不安定だ。メロディーもお世辞にもお見事とは言えないけれど、この歌は私がよく聞いている歌だ。
「パパの好きな歌やろ~」と口ずさんでいる。
何だか嬉しかったな。
ちょっと空いた時間には喫茶店に一緒に行こう!
アイスクリームでも買って、自転車で出かけて食べよう!
子供ができたらこういうことをしてあげたい。
そう思っていたことは、思えばすべて私が両親にしてきてもらったことだった。
どれも私が嬉しくて楽しみにしていたこと。
繋いでいっているんだな。改めて感謝をしている今日この頃。